「私」((株)川崎設計 川崎 伸一)
株式会社 川崎設計
代表取締役 川崎 伸一
昭和53年3月に大学を卒業後、地元三条に戻り親の営む会社に入ることになりました。
当時は測量設計事務所と建築設計事務所に分かれており、私は建築を学んだことから建築設計事務所に就職することになりました。景気も良く民間の新築案件も多く、毎日遅くまでの残業が当たり前のようになっていました。
そんな中、取引先の方からせっかく地元に帰って来たのだから、三条のことを知るには若手異業種交流会が有ると紹介され、若手経営者や次期経営者を中心とした、異業種交流団体の三条エコノミークラブ(地元では最も古く、当時会員数150名程)に入会しました。
この会では、『良く学べ、良く遊べ』のエコノミー精神を持って真剣に経営・経済・社会を学ぶ諸先輩方と出会いました。22歳から40歳の卒業まで18年間お世話になりました。その間に勉強と研鑽に励み(?)本寺小路(三条の歓楽街)にも良く誘われたことを思い出します。
三条エコノミークラブでは、会長も経験させてもらいました。そのことで、商工会議所の事業に参加協力することもありました。また、その間に結婚し子供が3人います。子供を通して、小・中学校のPTA活動に参加し、PTA会長も経験させてもらいました。お陰様で、地域の方々と色々な場面で交流を深めたことが良い経験となり、現在の私を育てていただいたと感謝しています。
現在、私はNPO法人「星空ファクトリー」の副理事長をしています。20年程前に入会したこの会は、青少年を対象に「宇宙」を中心とした自然科学体験として天体観測会、また様々な実験や工作教室を県内各地で開催しています。
そもそも、私が天文に興味を持ったのは小学5年生の夏休みに星空観察会があり、そこに参加してからで、親から天体望遠鏡を買ってもらい友人と観測会をしていたのがきっかけです。高校に入学してからは、自分でも天体写真を撮り、現像も自分で行いたいと、写真部に入部して現像の技術も身に着けました。大学では、創部2年目の天文研究会に所属し、長期の休みは合宿、週末は近場の山にちょくちょく星空を見に行ったものでした。
大学の天文研も、昨年創立50周年ということで記念イベントに参加し、懐かしい面々と久しぶりに顔を合わせ旧交を温めることができました。
今までは仕事一辺倒で来ていましたが、これからは少しずつ星空観察を再開しようと思っています。