「私」((株)信和測量設計社 岩野 靖)
株式会社 信和測量設計社
代表取締役 岩野 靖
昭和39年辰年生まれで昨年還暦を迎えました。
昭和59年3月専門学校を卒業、同年4月にこの会社に入社し40年間、その内16年を経営者として勤めてきました。入社した当時の作業は、観測データを全て野帳に記入し、帰社してから手計算→手で図化→青焼とアナログの世界でした。
たかが40年で器械設備は日進月歩で変わり、今はUAV、地上レーザーが主流となりデータ通信・図化は自動化されたこの世の中、機器の操作さえ出来れば誰でも計測が可能な時代となりました。
年老いた私には操作が難しく、若手職員を見ているとゲーム感覚で操作方法を取得し操作しているようにも伺えます。
最近では、地震、台風、豪雨災害により各地区で甚大な被害をもたらしており、昨年起きました能登半島地震後に豪雨災害が襲う等環境の変化も著しいものがあります。
少子高齢化が急速に進む世の中、当業界も若手の担い手不足が深刻な課題になりつつ、緊急な災害業務等、最新の器械設備により人員不足を補っていかなくてはならない状況に陥っていることに間違いはありません。
仕事だけではと思い、若いころからオートバイに興味を持ち始め、20代に中型の免許を取得、数多くのオートバイを乗り回ししてきました。
還暦になったら日本一周を夢に56歳で大型免許を取得、子供が自立し、両親も健在であるため、昨年4月・5月と日本一周の計画を立てましたが、仕事を長期間休めず九州・四国・本州の西日本までに留まっています。
60歳になり体力も衰え1870ccで450Kgあるオートバイを扱うのは嘸かし無理があると思われがちでしょうが、そうではありません。
80歳以上の方でも大型を乗っている方も大勢おられますし、身体の大きさに関係なく扱い方で運転は可能で、ある意味体力作りにもなります。
ツーリングに出掛けますといろんな方と会話ができるのと、様々な情報も入ってきます。
職業柄でしょうか、各地方で地形地物が目に入ると街並、道路、河川等の造り方、構造等が気になり、珍しい物が有ると設計等の参考になると思い立止まって見入ることも屡々あります。
家族には我儘なことと承知していますが、体力が続く限り、人生最強の趣味を堪能しようと思っています。
欲張りな私のもう一つの趣味が「観葉植物」で、自宅、会社と十種類以上の植物を育てています。中には小鉢に収まる物から大きいものは背丈以上と管理も大変になってきました。
オートバイと同様見ていると気分も癒され、育っていく姿は我が子が育っている様にも思います。