会員 随想

随想((株)大地設計事務所 石野結城)

(株)大地設計事務所
石野結城

 私は、昭和51年に上越市(旧安塚町)に生まれた辰年44歳です。家族は27歳の時に結婚した妻、子(男2人)の4人家族です。20歳から毎年1kgずつの体重増加と40歳を超えて体力の衰えを実感しジムに通っています。
 私の子供の頃の遊びと言えば、夏はカブトムシを始めとする昆虫採取や川遊び、冬は雪合戦や雪だるま作り、裏山でのスキーなど体を目一杯使い野山を駆け回る外遊びがほとんどでした。今の子供たちは、パソコンや携帯電話でのYouTube、テレビゲームなどで私が体験した外遊びを家の中で体を動かすことなくバーチャルで体験できます。
 われわれ測量業も手書きだった図面がCADにより2回クリックするだけで線が引けるようになり、まる一日山の中を歩きまわっていた測量がUAV測量やレーザー測量により移動も少なく、体を酷使することなく行えるようになりました。
 今は『測量技術者』というよりも『オペレーター』になってきたような気がしています。打合せなども先方へ足を運び対面で行うことが当たり前だったものが、自社でWEB打合せといった便利な世の中になりました。体を動かしまわっていた自分としては少し寂しい気持ちになる事もありますが、世の中の進歩であり、その流れを組み入れ柔軟な行動が出来る人間が成功すると思っています。そのためにはジムに通い体を鍛えることは勿論、老若男女、業種問わずいろいろな方々と交流し新しい技術や考えを取り入れる柔軟な頭を持てるよう、自身を鍛え直そうと思います。
 「まだ44歳でしょ」と言われる事もありますが、やはり体力・気力・集中力は落ちてきております。それは仕方のない事だと思っておりますが、常に目標をもって挑戦していこうと思っております。目標・挑戦・失敗があってこそ人間は成長するものだと思っていますので仕事、プライベート、他人から見たらどうでもいいような事でも目標を持つか持たないかでは全く違う人生になると思います。
 人生の半分に達した今こそ常に目標を持ち、いろいろな事に挑戦し、失敗を恐れず、貪欲に生きて行こうと思います。そして10、20年先の未知の世界を怖がらず楽しむつもりで挑みこの先も生き残っていくつもりです。
 今は新型コロナウイルス感染症により仕事がない、売上がないなど暗くなるような話ばかりではありますが、考え方や見る角度を少し変えればヒントが落ちていて、未来に光明が差すと思います。ただあくまでも私の個人的考えであって、新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた皆様には心からお見舞い申し上げます。
 当社では「信頼される技術者」を目標に社員一人一人向上心を持ち、一丸となって地域社会の貢献に精進して参ります。

【(株)大地設計事務所 社屋】
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