随想（白根測量設計（株）　海津悠平）

白根測量設計株式会社
海津悠平

　弊社は、昭和40年1月に創業致しました。昨年7月には創業50周年を祝い、皆様への感謝と記念の祝賀会を挙行させていただきました。創業社長は祖父である、海津椿三です。大正13年生まれの現在92歳でありますが、おかげさまで穏やかな日々を過ごしております。現在の社長である海津直矢は実の父であります。そんな環境下で幼少期より厳しく教育され、小学校の卒業文集には「将来の夢」の欄に「測量士」と書いてしまったのは必然だったかもしれません。今ふと気付けば、近々に社長を継ぎ社業の発展のため先頭に立ち尽力していかなければならない36歳となってまいりました。
　一昨年、新潟県測量設計業協会の総会などへも参加させていただきました。大先輩のみなさまに圧倒されつつも、多くの先輩からお気遣い、お声がけなどをいただき、おかげさまで懇親会は毎回楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。私と立場を同じくする若手同業の皆様と、業界の将来について熱く語り合い、飲み交わすことができるような、「新測協青年部」なるものがあったら楽しそうだなと密かに思ってもおります。
　私はこれが趣味だ、といえるようなものはありません。が、「広く浅く」をモットーに、サッカー、テニス、スキー、ゴルフ、ボウリングなど一通り道具を揃え、人数が足りないときなどに出動します。「広く浅く」ですので、ゴルフのスコアとボウリングのスコアはほぼイコールです。本は昔からよく読みます。子供の頃シャーロックホームズなどに夢中になった名残からか未だに推理小説の類を好みます。一見物騒な話が多いですが、人の心情や理性、社会背景などが描かれているところに魅力を感じます。
　趣味ではありませんが仕事以外の活動と言えば、6年ほど前に地元の白根青年会議所という組織に入会し、活動してきました。県内に同様の組織体が22あり、活発に交流があります。しかしながら、同業者の入会率は低く、県内で1,300名ほどの会員がいる中でほんの数人程度です。そんな中、2014年度は県組織への出向の中で、株式会社桑原測量社の桑原直樹さんと出会い、共に活動をさせていただきました。その他にも業種を問わず、県内各地に同年代の多くの仲間が出来、思い出を共有できていることは、今、財産になっています。この組織は、「修練・奉仕・友情」の3信条のもと、明るい豊かな社会を築きあげるため活動している団体です。入会資格は20歳から40歳までの青年で、それぞれ自身の居住地若しくは勤務地の最寄りの組織に入会できます。1年毎に役職が代わり、それぞれの立場を体験し、勉強できます。委員長という立場になれば、イベントや各種事業の計画立案から実行に至るまでのノウハウを経験し、事務局長になれば会計や総務を勉強し、役員になれば人事やリーダーシップを学べます。縁あって、今年いっぱいは白根青年会議所の理事長を務める事になりました。会社のトップを務める直前の絶妙なタイミングで、一つの組織の長を経験し、勉強できる機会を得たことを有り難く思い、仕事に、会議所活動に、家庭に、趣味に精一杯当たっていく所存でございます。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどお願い致します。