随想((株)測建技術 佐藤正史)
株式会社測建技術
佐藤正史
新たに、新潟県測量設計業協会に入会できましたことを感謝いたします。
入会の際には、地区会員の皆様方より多大なご理解とご協力を頂き、心よりお礼申し上げます。私は本好きでジャンルを間わず、色々な本を読みますが最近、百田尚樹著作「永遠の0(ゼロ)を読みました。
本屋大賞を取っただけあり、私はこの作品の言わんとすることが理解できたかは別として、大変面白く、時には涙しながら短時間で読み上げました。
司法浪人が長く続き人生の目標を見失っていた主人公が特攻隊員で亡くなった実の祖父についてわずかな手がかりから他の戦闘員に逢い、祖父についての話を聞き、その人物像を明らかにしていく、その経緯の中でさまざまな心の変化が現れていきます。
本の中では旧陸軍上層部等を非難する文面が多々出てくるにも関わらず、世間では「戦争賛美」・「特攻隊賛美」など、いろいろ批判されていたりもしたようです。
私は、その意見には疑問を持ちました。
実際、ネット上では「感動した」・「泣けた」と賞賛のコメントが多かったようです。映画にもなりました。
私は人それぞれの意見があって当たり前だと思っていますので、批判すると言うことは、その人を尊重するのでなく、自分の考えを押し付けている様に感じます。
私の経営する会社は十数人の小さな会社ですが、それでも皆個性的な社員です。私自身、常に社員を批判することをせず、個人を尊重し社員と意見交換しながら日々成長して行きたいと考えています。
先日、社員共々「測量CPD」に登録しました。昨今の測量技術は飛躍的に向上しています。例えばGPSやデジタル写真又はスキャナー等、多種多様な技術が求められています。
私が測量に従事したての頃は、それこそテープを張るところから入りました。
測量技術の向上でさらなる良質な成果物の供給が必要不可欠となってきている昨今、講習会等に参加し常に新しい技術を学習し、自分を磨き、さらには社会に貢献できるよう社員共々精進したいと思います。
本協会の入会を承認して頂きましたことを機会に、会員様方の一層のご指導ご鞭撻を賜りたく宜しくお願い申しあげます。