随想((株)真巧技術 廣田福治)
株式会社真巧技術
廣田福治
この度、新潟県測量設計協会に、入会の承認をいただき有難うございます。
光栄と共に身のひきしまる思いです。入会の際に地区会員の皆様のご理解とご推薦をいただきましたことを感謝申しあげます。
近年、毎年の様に災害が発生しており、復旧の為、測量の急務を求められる状況です。私共もお力添えになればとの思いでこの度入会させて頂きました。
私は、二十歳の時に測量会社で一生懸命頑張ろうとの思いで入社しました。
その時にこの様なことを言われた記憶があります。「いつやめてもよい!」でも、「当社で学んだことに誇りと自信持つこと」とも言われました。これが最初の訓辞でした。当時の私には驚愕の言葉でした。また会社の先輩に教わったことも沢山ありますが、中でもこんな言葉が思い出されます。
それは、「仕事は自分から覚えろ」でした。当時は厳しく指導を受けていた時代でした。
そんな中で測量の仕事一筋で、40年近く同じ仕事に携わって来ました。
私自身は、何にでも興味はあるのですがこれといった趣味がなく、休日になると身を持て余しており、家族に仕事が趣味だねと言われておるところです。こんな私でありますが平成20年に会社を設立することができたのも、お世話になった社長や上司に指導してもらったからこそと思うところです。
2011年3月11日東日本大震災がありましたが、3月下旬から応援で宮城県へ災害測量に行って来ました。災害直後でもあり津波の痕跡は、町の風景を一変させ言葉も出ない程の異様な変わりようでした。
当時は宿泊もできない非常事態でしたので、日帰り作業であたりました。
少しでも力になればとの思いで社員一同、一生懸命作業をしました。
現在は、測量作業もソフト及び新しい測量機器を駆使して作業をやることができます。昔苦労した私達の年代とは比べものにならない程で時代を感じ得ませんが、器械が全て仕事をやってくれる訳ではありません。
機器を扱う人によっても仕事の効率もかなり違ってくると思います。
稲森和夫氏の言葉ですが「上司と部下の関係で、信念もなく部下に迎合する上司は、一見愛情深いように見えますが、結果として部下をダメにしいていきます」「信念をもって厳しく指導する上司は、けむたいかもしれませんが、長い目で見れば人を大きく成長させることになります」
この言葉を知った時、感銘をうけ指導目標としております。
会社としても社員同士が切磋琢磨し技術の向上等に努め、顧客の要請に応えるべく「速さと、正確さ」をモットーに新会員として協会の諸規程を順守し、業務に勤めてまいりたいと思います。今後も会員皆様方の一層のご指導ご鞭撻を賜りたく宜しくお願い申しあげます。