随想((株)渡辺設計事務所 渡邊豊)
株式会社渡辺設計事務所
渡邊豊
この度、新規会員にさせて頂きまして、先輩の皆様方には大変お世話になりありがとうございました。 今後共、宜しくお願い申し上げます。
東日本大震災から1年半が過ぎ、被災した東北地方ではようやく復興事業が本格化しつつある中、当社においても何か復興支援のお手伝い出来ることがないかと考え、昨年社員全員が復興ボランティアに5回程参加させて頂き、色々な体験をしてまいりました。現地では言葉には言い表せない、目を覆いたくなる程の状況であり、現地の方々から当時の話を聞けた社員もいました。そこでより一層「自分たちが今出来ることを精一杯やり、自分たちから元気を与えたい」そんな思いが強くなり、当協会に参加することにより微力ながら「皆様の、お役に立てれば」との思いで入会させて頂きました。
新潟県で中越地震・中越沖地震の復興をお手伝いさせて頂いた時に、これからの人や街がどのような復興を遂げていくか、その過程で築かれていく人々の絆やつながり、震災を乗り越えた人々の思いや歩みを、私たちは災害現場で地道な地域貢献活動を記録し語り継ぐことで、未来への警鐘として防災意識を高め、減災のために新たな道筋を築く基礎になると信じています。
今年3月末に、長男(高1)と一緒に富士山を見に行こうと思い、川口湖へと向かいましたが天候が悪く、ホテルの支配人からは「2・3日は雲がかかって見れないかも」と言われましたが、運よく朝5:30~6:30の1時間程、雲が切れて日本一の富士山を拝むことが出来ました。その時に、なんとも言えないエネルギーをもらえた気がして、清々しい朝を向かえられ長男と共に喜び感動してまいりました。
そんな時に、どんな悪い状況下の中でも、やれば出来る「情熱と挑戦」の言葉を新たなテーマとして地域づくりに貢献するため、より一層汗を流すことを決意しました。
この世の中、何が起こるか分かりません、ですからこれからは「生きる力」ではなく「生き抜くカ」に変えて行く必要があると考えます。
最後に、当社は少数精鋭な小さな会社ですが「顧客への最高の技術サービスをもって企業価値の向上を図る」ことを目標に掲げ、実行する技術集団であります。
当社が今後の荒波の社会で勝ち抜いて行くには「人材育成と技術力の強化」が大切であり、優れた人材と技術力を持たない限り継続的繁栄は難しいと考えます。また、当社が魅力と展望、活気あふれる企業とするには、社員一人一人が技術力を発揮できる組織であり、暖かい気持ちがあふれ出る組織であることが大切だと考えています。
当社は、まもなく創立20周年を迎えますが、私は常に「最高のサービス、最高の品質を提供する」熱い思いと「顧客のニーズに応えられる企業や個人でありたい」という思いで業務に専念してまいりました。
今後とも、この熱い思いを忘れず業務に励みたいと思っていますので、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。