会員 随想

随想((株)かみえちご測地 木村良彦)

株式会社かみえちご測地
木村良彦

 先ず以って、昨年は入会に際しまして会員の皆様よりご承認いただきましたことに深く感謝中し上げます。ありがとうございました。
 弊社の会社概要ですが、会社を設立してから早くも20年が経ちました。私自身は東京の建設コンサルタント会社に勤めておりまして、1995年の「7.11水害」を機にUターンして今のこの職に当たることとなりました。
 当初は「有限会社アドミック」として立ち上げ、2009年に現在の名称に変更しました。皆様方にも一方ならぬお世話になりました先代社長が一昨年他界し、今後の会社の進むべき方向を見据えた時に他社との連携・情報の共有が必須だと考え、当会への入会を強く希望させていただきました。
 会社の名称ですが、以前の「アドミック」の時は、よく他業種(車・看板屋さん)に間違えられました。知名度が低いため仕方のない事と思っておりましたが、商売を営む上では誰が見ても分かり易い名称にしようと変更をしました。
「かみえちご」の由来ですが、私の住む「上越」の語源でもあります。越後の上=越後の中心という意味であります。漠字で書くと「上越後」と成る訳ですが、これまた読み難いため平仮名とした次第であります。上越に住む方々でも、語源が分からず、他地域の方々が「上越に行ったことあるよ。新幹線が通っている所でしょ?」「上越国際スキー場があるとこだよね?」などと言われてもなかなか言い返す事が出来ないと聞いた事があります。上杉謙信公の時代は京都に次ぐ第2の大都市であったはずの上越が周知されないのは寂しい限りです。当社は謙信公の居城春日山城の麓にあるためこの名称とした訳ですが、「かみえちご」を通して皆さんに上越をもっと知っていただけたら幸いに存じます。
 私の住む地域は海の近いところでもあります。夏ともなれば、長野・松本ナンバーの車が海岸線にズラリと並ぶ光景が夏の風物詩となっています。観光の名所として、また上越のシンボリックな場所として郷津海岸が挙げられますが、海岸沿いには数多くのゴミが見受けられます。ゴミ拾いを行っても追いつかず、この現状を改善するには、訪れた人々を四季折々の花でお迎えするとともに、「花のあるところにはゴミを捨てないという意識を持っていただけるのではないか」と考え、毎年ヒマワリをはじめとする各種植栽を行っております。ここ数年は上越市の地域支援事業の採択を受け、様々な団体と連携を組み事業に取り組んでいます。もちろん当社従業員もこの地域を誇れるように、もっとこのまちが好きになるようにということでこの事業に参加しています。
 災害時のみならず、普段から地域にとって必要とされる企業でありたいと考えています。
 とは言いながらも私自身まだまだ若輩者であり、諸先輩方から様々な教えを乞うていかなければならない人間です。そのためにはもっと多くの方々と接していかなければなりません。当協会への入会という機会を有効に活かしていきたく思います。
 叱咤激励を受けながら成長し続けていきたく思いますので今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

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