会員 随想

ハイテクな古稀(㈱三創コンサル 小島祐司)

株式会社三創コンサル
小島祐司

 先ずは、中越地震で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げますと共に、不眠不休で震災復興のため頑張っておられた会員各社に対し心より労いを申し上げます。
 先日、「あとさー 指2、3本おると”コキ”に成るって、やだねー・・・・ 聞きたくないねー・・・・」”ハァ?それ何だね”「70歳(古稀)ってことさ」今年9月野沢温泉で開催された高校の同級会の席、唯一人白髪無し額の広さも50年前と変らない友が言った。
 還暦と言われたのはついこのあいだ、何等お祝いもなかったが女房がゴルフ用に「赤いセーター」をと言ったが赤は断り、例のペンギンマークをあしらった少々派手な柄のセーターにした、が・・・・近頃のスコアーは「パトカー」(110番)になることもしぱしば、自分より遅く始めた人にどんどん追い越され、背を屈めてトボトボと歩く姿に(気は若いつもりだが)そのセーターは似合わなくなった様である”やだねー・・・・”。
 最近思うこと、他界した私の親父は、自営の和裁(着物)仕立て職人であり 手先の器用さと時間的な融通が利いたせいか大変な多趣味で「」は強かったが、晩酌は月の1日と15日のみであり、私の知る範囲でも「琵琶(の演奏と詩吟)」「尺八」「弓道(自宅に道場を)」「盆栽」「釣り、網漁(竹繋ぎ竿、浮き、投網等の自作)」「茸採り」「葡萄栽培」等々と多彩であった。
 その反動なのか、爪の垢が5番目の子まで行き当たらなかったのか、”小島さんご趣味は”と聞かれると少々答えに窮する。「趣味」と「道楽」を一緒くたにして答えると、「晩酌(毎日)」「ゴルフ(始めて34年、前述の通り下手、唯一の運動)」「釣り(ご幼少から、最近20年位は鮎友釣り専門、自称名人、今年はダメ異常気象の所為?)」「旅行(しかし貧乏暇無し、今年念願のアンコールワット)」「スキー(発祥の地高田生まれで下駄代わり、骨折しない程度に孫のお付き合い)」”これだけ、情けない・・・・”。
 それではと、音楽・書・画など才能の必要な趣味は自分に不向きとあきらめて、冬の暇つぶじにと思い買ったもののさっぱり稼動しなかったスキャナーで、 ぼ○ 防止も兼ね、溜め込んだスクラップブックと写真の整理を始めるところです。それと旅行や孫たちのデジタルムービーの編集もと、欲が出て現在DVDレコーダーを物色中、これがうまく行けばハイテク爺が胸を張り“古希!ナーニまだこれからだよ”と言えるのではと思っています。

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