会員 随想

多彩なる趣味(㈱千測量コンサルタント 小田千秋)

株式会社千測量コンサルタント
小田千秋

 私の趣味は多く草野球、ソフトボール、柔道、パチンコ、麻雀、ゴルフ、渓流釣り(鮎)、クレー射撃、狩猟などなど・・・
 今はもう、体力に限界を感じ付き合い程度のゴルフ、年数回仲間と囲む麻雀くらい、だがクレー射撃、狩猟(経歴35年)渓流釣り(45年)この二つはどうしても止められない。狩猟「マタギ」に関してとても面白いエピソードが数多くあるのだが、今回は渓流、その中でも鮎釣りの魅力と楽しさを話すことにしたい。「ガキ」の頃から親父に連れられ山河へ鮎釣りの師匠も今は亡き親父である。7月にはいると、近郊の河川は解禁日を迎える。私の庭とする三面川は7月5日解禁日となる。鮎釣りは「ドブ釣り」「コロガシ」「友釣り」と評される釣りがあるが、私の場合は友釣りが専門である。餌でもなく引っかけでもなく生きた鮎をおとりとし、野鮎の餌場の縄張り争いを利用する他に類の無い釣り方が魅力でもある。糸は張りすぎず緩めすぎず、釣り竿を調節しながら、おとり鮎を自在にポイントヘ泳がせる事が出来れば一人前と云った所か?朝4時半起床、三面川の最大の穴場の一つまで家から徒歩30秒、朝靄の静かな水面(みなも)を独りそっとポイントヘ、目印がスースーと沖の方へ・・・ググッ。ヨシきた。慎重に引き寄せ「たも」へ。ヤッタ!この瞬間の気持ちを文章には書き表すことが出来ない。8時頃漸く他の釣り人が川に集まる頃、私は終了。次の日のおとり鮎を2,3匹遊舟(鮎を入れる箱)を川に沈め帰宅、この繰り返しをシーズン中毎日のように繰り返す。休日の前日には、おとり鮎を5,6匹と多めにキープ。休日は、9時頃漸く川へ。両岸に釣り竿の列が並ぶ。その中には私の釣り仲間が数人釣り場を占領している。当然おとり鮎は彼らのもの。「ドウダ」と一声かけると「ダメダメ」と言いながら、「おまえさんの釣り場所を空けといた」と、誰ともなくおとり鮎を一匹渡してくれる。私の場合は殆ど石に腰掛け座りながら釣りをする。川岸に専用の石を積み上げている場所を彼らは知っている。家から数秒の川原へ家の者が昼飯を持って来る。仲間が自然と集まって、「ピールを持って来たから一杯どうだ」と必ず声が掛かる。数人の仲間が集まり釣りの話に夢中になり時間を忘れビールを飲みほす。一人一缶くらいのビール缶がいつの問にか空缶の山となっている。「もう一頑張り、釣ろうか」、とそれぞれ持ち場へ。日が落ちる頃、仲間達は今日の成果を確かめ合い帰宅する。シャワーを浴び、冷蔵庫を開ける。冷やしてあったビールは空っぽ。「やられた!」仕方がなく、釣り竿を拭きながら明日はどこへ行こうか思いを募らせながら9月中旬までの楽しいシーズンは終了となる。今シーズンは、冷水病という伝染病の影響で鮎専用冷凍庫は通年の半分くらい。果たして来シーズン以降はどうなるのだろうか心配である。おっと明日は相棒(猟犬)と鉄砲を担いで裏山へ・・・

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