会員 随想

自然満喫(㈱信和測量設計社 長谷川勝彦)

株式会社信和測量設計社
長谷川勝彦

 最近この4、5年は毎年4月からの新緑が楽しみで妻と山へ出かける日が春には10回はあるのである。買物袋を手に残雪の山道をぷらぷらと歩く。時には、ゼンマイ、ワラビ、ウド、タラの芽、竹の子、フキの薹等のいろんな山菜を取りながら散策するのである。マイナスイオンをたっぷりと吸って気分もりフレッシュし、夕食には天ぷらでちょっと一杯と言ったぐらいの日を過すのである。
 そもそも旧中頸城郡新道村大字藤野新田生まれの私と東頸城郡浦川原村大字山印内新田の妻は、もともと一日パスが4、5本しか通らない村で生まれているので、自然と言うのが身に付いているのである。心の奥で近頃は、50年くらい前に戻り時間を気にせず、時には隣近所に「ごはん貸してくんない」「みそ貸してくんない」等々と言ったくらいな日々を過し、マイナスイオンをたっぷり吸って、金が無くても心豊かな日々を夢見ているのである。そして10年、20年後には自分達で作った果物や野菜を近所、親類そして社員達にと思っているのである。人は欲に始まり欲に終る。我が人生も食欲から始まったのかなと思っているのである。
 我が杜は創業27年目であるが、この3、4年くらい前から我が業界では嵐が吹きつつ翌年には地震が発生し、その後大地震をくらっている現在、富士の青木ヶ原と言う樹海をさまよっている我である。いや日本経済全体なのかもしれない。毎日ニュース、新聞を読んでいると頭がいたい事ばかりである。「なにがGNPプラスだ!」なんてくどいて見てもしょうがない。
 我々昭和20年代生れはまだ良い方だと思う。東京オリンピック後、そして列島改造、その後オイルショックが有りバブル時代、この時代に育った我が子供達、夢を描き、目標を持ち、努力を続ける事が出来るのだろうか・・・。
 だから今50年前とは言わないが、自然を見続けるのが大事なのかなあと思い、3年程前から5月の連休に仲間とナメコのコマ打ちを続けている。そして秋にはそのナメコを取iつに山奥へ行ってはきのこ汁で又一杯、と言った風に春、秋は山へ出かける日々が多いのである。
 又来春が楽しみである。

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