会員 随想

職場のこえ、こえって何?(天成堂㈱ 瀬下雅俊)

天成堂株式会社
瀬下雅俊

 ある日、社長に「職場のこえ」を書いてくれ、と頼まれ「職場のこえ」?こえって何? そこで新測協だよりを読んでみました。読んでいると「ああ、そういうこともあるある。」と自分のことのように思い出します。
 会社に入ったころは、測量のこともわからず、ピンポールを杭の上に立てて、行ったり来たりしていたような気がします。川のヘドロが溜ったような淵を胴長をはいて、悪臭の中、立っていたようなこともありました。(なんでこんな中に立っていなければいけないの早く取ってくれ~!)
 今、思えば国調の測量をしていたのですけど、何のために測量しているかもわからず、仕事をしていました。
 伐採も初めのうちはうまく切れず、なんで先輩たちはあんなによく切れるのかと不思議に思いました。
 また、パソコンで区画を組んでみたものの、面積計算をかけたら面積がマイナスになったり、パソコンの入力途中で、ブレーカーが落ちました。(あ~あ、書き込みしてないので、また最初から入力し直しか~!)
 巾杭を打ったら、地権者に抜けと言われたり、用地の確認印をもらいに行って、要望や昔話を聞かされ、なんとか印を押してもらったこと。
 路線測量で線形を組んだものの、線形がオーバーラップして、へんな形になったり。測量の途中ハチの巣があるとも知らずに近付き、ハチに刺されて顔がみるみる膨らんで、バレーボールのようになり、点滴を受けたこと。
 道路構造令も分からず計画を入れて、打合せに行き、やり直しになったこと。
 林地開発も何もわからず、現況測量や流路狭搾部の調査測量などについて行きました、調整池の計算もわからず言われた数値を入力していました。
 先輩が退社して、境界測量、現況測量、計画設計、作業道の計画、水路、調整池の計画等、手引き書と首っ引きで、作製、打合せの繰返しでした。また大規模の環境調査などわからないまま、終ってしまいました。
 まだまだ、学ばなければならないことが一杯ありますが、ビールの誘惑に負けてる今日このごろです。

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