会員 随想

私とスキー(㈲三栄測量 内山政之)

有限会社三栄測量
内山政之

 私が住んでいる海沿いの直江津でも、小さな頃は、今よりはたくさんの雪が降りました。
 夕方から降り始め一晩に1m以上も降り積もる事がよく有り、朝、目を覚ますと一面銀世界で早くスキーをしたくてワクワクしていた事を思い出します。
 私の小さい頃はスキーと言っても子供用の単板の板スキーでそれを担いで裏の砂山へ行き直滑降で滑り止まるのが精一杯でした。
 近所の友達みんなで小高い砂山から池に向かい滑って誰が一番池の近くで止まれるかを競いました。一番になりたくてギリギリまで滑ったが、うまく止まれず池に落ちた事が鮮明に思い出されます。
 中学時代は友達とゲレンデで滑りたくて朝早くに汽車に乗り妙高高原へ弁当・スキ靴をリックに入れ、スキーを担ぎ、行きました。とにかくゲレンデで速く、たくさん滑る事が楽しくてお昼も惜しんで滑りました。そのおかげでこの時期に自己流では有りますが技術的にも有る程度向上したと思います。
 今になって思えば、技術の習得とは「好きこそ物の上手なれ」の言葉ではないですが、自分が好きで一生懸命物事に当たれば何事でも向上すると言う事を自分自身でこの時体験したと実感しています。
 子供たちがスキーをする年齢に達してからは、家族でスキーに行く様になり、滑るゲレンデも子供中心のファミリースキーへと変化していきました。スキーの滑り方も若い頃のようながむしゃらに滑るのではなく、滑る途中で休みつつ周りの景色を楽しみながら滑れる様になりアフタースキーの方がゲレンデで滑るよりも楽しみになりました。
 今では子供たちはスキーからボードに乗り変わりましたが私と妻は今でもスキーを楽しんでいます。
 ここ数年は家族で蔵王の樹氷コースをスキーとボードで楽しんでいます。それも子供の成長とともに今シーズンが最後になりそうです。しかしスキーは妻と二人でこれからも無理をせず楽しく旅行もかねて続けて行きたいと思います。

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