会員 随想

7年に一回(㈱高橋測量 高橋秀樹)

株式会社高橋測量
高橋秀樹

 5月31日家族と友人とで7年に1回の善光寺前立本尊御開帳に行って来ました。連日大勢の参拝客があると聞いていたので朝7時に家を出発した。家を出る頃は曇り、途中晴れていたところもありましたが、長野市内に入った頃から雨が降り出し善光寺の駐車場に着いた時は大雨でした。
 初めての参拝とあってどこをどのように参拝したらいいのかわからず友人の後について、まず本堂の前にある回向柱に行った。「回向柱とは角塔婆といい、本堂内々陣に安置された前立御本尊、中尊阿弥陀如来右手とつながる善の綱で結ばれる」といわれております。次に内陣の参拝と思い長い列の最後尾に行きましたが、待時間1時間半と聞き又雨で寒かったので外陣の参拝をすることにした。本堂の階段を上り御印文を頂戴した。「御印文とは御本尊の功徳がこめられた三つの御判と呼ばれ、これらの御判は御本尊の三体の仏様(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)のご分身と伝えられている」それを頭に頂戴します。次に本堂の中に入り遠くから前立御本尊を参拝しました。「前立御本尊とは御本尊の前にお立ちになる仏様という意味で、善光寺の御本尊は絶対のお秘仏で決して姿を現されることはなく、この仏様の姿を写した御分身の仏様である前立御本尊を7年に一度御宝庫から本堂にお迎えし御開帳されている」と聞きました。
 今回56日間行なわれ、長野新幹線が開業して初の御開帳ということもあり全国からの参拝客は過去最高であった前回より約113万人多い約628万人であったと聞いています。
 私達が参拝した31日は最終の日、雨にもかかわらず大勢の人達が参拝され本堂の中は身動きがとれない状態でしたが7年後は内陣をめぐりより近くから前立御本尊を参拝したいと思いました。

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