社団法人 新潟県測量設計業協会(略称:新測協)は、新潟県の測量設計業の発展と向上を目指し設立されました。
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生き物と測量
(株)テクノス
大谷内忠夫
私は測量という仕事はもっとも自然に接することのできる仕事のひとつではないかと常々思っています。測量のために、街や山など様々な所に行きますが、木や草のない市街地より、緑の多い場所の方に自然の豊かさと安らぎを感じます。時に樹木は見通しを遮り、下草は行く手を阻みますが、それでも梢にさえずる小鳥や、季節毎に遭っていく花々などは作業に疲れた体や心を癒してくれます。(もっとも、作業をするには何もない方が楽ですが。)
今までの測量では地面の形が問題で、その地面の上に何が生きているかは問題としていませんでした。しかし、私はこれからの時代は地形の情報に加えて生き物の情報を記録しておくことが必要ではないかと思っています。環境省や新潟県で絶滅の恐れのある生き物をリストにして公表していますが(RDB:レッドデータブックといいます)、測量現場にはそれらのリストにある生き物がよく見られます。知らなければただの草であり、ただの虫ですが、少し知ることによってその生き物が大切なもの、愛おしいものに見えてくるから不思議です。それらの生き物は決してat randomに生きているわけではなく、何らかの地形的な条件の上に生きています。それを正確に記録できるものこそ、我々、測量屋では無いでしょうか。RDBに載っている多くの生き物たち(例えば、メダカやタガメなど)は決して特別なものではありません。私が子供の頃はどこででも見られたものがほとんどです。何時の頃からか、色々な原因で身の回りから姿を消してしまいました。我々は後世のためにも、今普通に見られるものが将来RDBに載ることがないように気を付けなければなりません。まず、その為には”今”を正しく理解しなければなりません。生き物や自然環境の”今”を正しく記録することも、これからの測量屋ができることではないでしょうか。(いくつになっても勉強です。特に、野外での生物の勉強は体力増進とぼけ防止に最適です。)
社団法人 新潟県測量設計業協会
〒951-8131 新潟県新潟市中央区白山浦1丁目621番地22 大塚第3マンション201号
TEL:(025)267-1110/FAX:(025)233-2750