技術者たる基本とは(㈱高橋測量 佐々木茂伸)
株式会社高橋測量
佐々木茂伸
私は、この測量設計業界というものを会社に入るまで、まったく知りませんでした。ときどき道路の辺りで写真みたいなものを撮影しているのかなあと思うぐらいでした。今は仕事をしている訳でありますが、友達に測量設計ってどんな仕事なのとよく聞かれます。ということは、よくよく考えて見ると一般的にはあまり知られていない職場だなと思いました。知られていないと言うのは少し誤解があるかもしれませんが、どちらかと言えば、表舞台ではなく裏方的な職場ではないかと思いました。
しかし、この仕事をしていて裏方ではあるけど一番基本的な重要な仕事をしていると感じています。なぜならば、測量、設計があってこそいろんな構造物ができるし、いろんな調査があってこそ物事が進んでいくからです。表舞台と言えば土木業者がありますが、その裏方には測量設計業者があるからこそ、より精度の高い構造物ができたり、用地補償等がスムーズにいくと思います。
この点から、基本的なべ一スの部分で、重要な責任のある職場だなとつくづく思います。
こうした中で、今急激な進歩が進んでいます。測量一つとって見ても、世界測地系への移行などあらゆる分野で日々、変化しています。しかも、激的なため、今までの知識が180度変化して、あたかも全く違う分野をしているような感じさえ与えることが多々あります。したがって1人の人ができる分野にはある程度、限界がでてきます。
昔の技術者と言えば、あらゆる面で優れていて何1つ分からない事がないんじゃないかと思わせるくらいスゴイ感じてした。しかも、今の世は、日々誘惑の毎日で、学ばなければならない事がたくさんあるのにもかかわらず、負けてしまいます。そのような面では、昔の技術者に、見習い限界なんてあると弱音を言ってる場合ではないと思いました。
そこで最近、考えて見るのですが、どの分野も基本が一番大切であると言いますよね。では、この技術者にとって大切な基本とは何なのかなあと思います。
知識を豊富に持ち、あらゆる場面でも最善の案を作り出す事は技術者には求められます。では、知識を豊富に持つ事が最も大切でしょうか。確かに知識が無ければ、何もできません。しかし、私が今考えている事は、豊富な知識も大切な要素ではあるけれども、最も重要な事では無いような気がします。
なぜなら、もっと重要なんじゃないかと思う事があるからです。それは、技術者たる物は、現場の声を聞かなければならないと思うからです。まさに現場に足を運んで、そこの土・水・その他環境を自分の目で見て、自然共生という目標を達成するには、何が大切なのか、現場に答えがあるような気がします。
しかしながら、今話している事が短期間で身に付く事ではありません。もちろん知識も同じ事が言えるでしょう。長い期間かけ、一般常識を大切にしながらも、時には、現場から見える常識外れの事を見抜くカを養う事が大切だと思いました。仕事をして4年8ヵ月、まだまだ初歩の初歩ですが、もっと重要な基本がでてくるかもしれません。いろんなアンテナを持って日々、過ごしたいと思います。













