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随想((株)旭工測量設計 川嵜実)

(株)旭工測量設計
川嵜実

誕生
 昭和20年4月10日未明、現三条市の上空に初めてB29爆撃機が爆音と共に飛来したとき、産声を上げたのが、私だそうです。
 何て事は無く、後期高齢者の仲間入りをしたということです。妻が1人、縁があって契りを結んだ子が4男、1女に恵まれました。軽い成人病を患っておりますが、日々、淡々と実務に精を出しており、未だ現役バリバリです。他人に誇れる様な特別な趣味、特技はありませんが、超アナログ派です。

代表・苦難
 以前、当会社に在籍しておりましたが、退職後に先代が亡くなり、その後、正式に代表に就任し4年がたちました。いわゆる出戻り代表という事です。先代とは身内でありますが、寝食を共にしていた訳ではなかったので個人的な事、会社の事など、全てを相続しましたのですが、理解するのに時間を必要としました。俗に3代目は安定期と混乱期の端境期に君臨することが多いとされ、常に危機感を保つことが必要とされていますが、この度の平成の大合併による悲惨な混乱期が今でも引き続いているように思いました。大変な処に来てしまったと思いました。引き受けた以上、継承していかなければなりません。私も、もう若くはありませんが、次の2つの事だけの為に心に強く刻み邁進してゆくつもりです。

  1.会社の維持・発展(4代目の育成を含む)
  2.先代の墓守など、末代永遠に繋がる祭り事の継承(家系の跡継ぎを含む)

 当社において、色んな要素が絡み上記の2つの条件をクリヤできない者は、代表にはなれないのです。

栄ある未来に向けて
 以上の2つの任務を遂行しつつ4代目にバトンを譲りたいと思いますが、未だ時間が必要な様です。それらしき人物が居ますが、しばらくそっと見守って行こうと思います。
 長年、培ってきた数多い経験と実績を持った会社、そして忍耐強い素晴らしい従業員と共に“栄ある未来に向けて”共生し歩んでいけることは本当に幸せだと思い感謝いたしております。
 今現在、100%とは言いませんが徐々に回復の兆しが見えてきております、経営者の手腕の見せ所だと遣り甲斐を感じております。
 秋雨の中、虫の音を聞きながら筆をおろさせて頂きます。

【(株)旭工測量設計 社屋】
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