趣味(天成堂㈱ 佐藤徹志)
天成堂株式会社
佐藤徹志
私は趣味、心に残る体験又は出会等々ともに文章に出来る程の思い当る様な事はないようですので自分の手元に有った物を紹介させていただき、寄稿に変えさせていただます。どれも大した物ではありませんが、そのひとつは相馬駒焼の茶碗です。表面までデコボコして居ります。元旦の朝だけ爺さんと親父さんがそれでお茶を呑んでおりましたので自分も現在その様にしております。これを相馬の窯元に持参しましてここでつくられたのか聞きましたところ当時明治3年ころ当地で焼かれた物であると云われました。土は相馬地方の砂まじり粘土を用い、ひび焼と申し指でヒネって焼上げるので出来上りがデコボコになると事でした。大した物でもなさそうで鑑定料を取りそうもないので拾弐方位のを求めてこれは持帰ってきました。次は絵ですがこれは姫路藩主坂井忠仰さんの次男宝暦11年に生れたそうで名を抱一と云う俳人で、絵も画れたそうです、この方の画れた絵で花と烏で画れてをります屏風絵です。私の家に来てから百七拾年位らしいです。参拾年位前に友人の恩師で絵の先生であると云うお方がとつ然友人と立寄ってこられこれを見て下さると云うので鑑ていただきましたところ抱一さんはこれ程旨くないとの事でした。早い話が贋物であり別人が面かれた物である。それでは本物様はいかにと、その方の務めて居られる上野国立美術館に3回程行き本物を見ました、が3件ともに本物の方がうまく見えましたが抱一の絵は別人が画いたのが多くありますとの事。それでは私のところにある物は何方であるか知りたいと思ってをります。因みにこれは当時郡馬県の赤城村から持帰ったそうで私が物心ついた頃にもその証しがありました。これにて物の説明ばかりでしたが、気がかりは本業の方です。平成15年度は若い社員さんに良い体験、良い思いでが多出来ます事を願い心より祈っております。














